琉球古典舞踊

琉球舞踊を、Tさんの娘さんが頑張っているので、誘われて発表会に出かけた。
舞踊は何度か見たことのある演目だったけど、
新人賞や優秀賞に輝いた踊り手の踊りは、さすがに気持ちがこもっていて見ごたえがあった。
衣装は紅型がすばらしく、特に地の色がグレーがかった青で、花模様が美しい打ち掛けにはすっかり見とれてしまった。
踊りは長い時間だったのかもしれないけど、いいものを見ているとあっという間です。
その踊りも、能に通じるものがあり、ほとんど動きのない姿の中、少しの顔の動きにひきつけられる。
古典舞踊は顔の表情がまるで人形のように無表情、いえ踊りの中に入り込んでしまって、観客がいないかのように舞う姿が実にいいと感じた。
観客が舞手の視線を感じたり、微笑みでも感じようものなら興ざめだな。
琉球舞踊をこんなに感動して鑑賞できたのは初めてかもしれない。
これはとても嬉しいことです。
撮影が禁止だったので画像がないのが残念ですが。