4.28沖縄では屈辱の日になった

安倍首相は解り易い人であることよ。
戦前戦後、日本の遠く南にある小島沖縄を日本政府は使えるだけ使って、住人を勘定に入れることはなかった。
昭和天皇が「沖縄を好きなだけ占領してもよい」とアメリカに言い渡した公文書もあり、4.28はトカゲのしっぽ切りの、しっぽのその後の苦悩を思い知る日にならなければならない。
アメリカ軍占領下では沖縄の住民に人権はなかった。
スピード違反、飲酒運転の車でひき殺されても泣き寝入り、土地の強制摂取、何より恐怖なのは、米兵による女子強姦の多発である。
人権が見直されてきた現代にあっても、その差別感をひしひしと感じる沖縄である。声を上げ続けたいと思う。
古今東西、相も変らぬ人類の一進一退がここにもあるのだけれど、自民党の圧勝で民主主義はずいぶんと後退したもんである。
天皇を掲げて大和民族中心主義の構図を見せつけたいのだろうか・・、政府式典の檀上に飾られた天皇の所在ない様子が何とも見ていて苦痛を感じた。
右翼からは天皇を利用するな!とデモも起ったというからやることなすこと違和感だらけの安倍氏の今日この頃である。
憲法を自由自在に改悪できる法案(憲法96条の改悪)を参議院選挙後に可能にしたいと言う。
参議院選挙は国民が踏ん張る最後の砦なんだけど・・・。
マスコミの報道に頼るしかないんだろうなー。
4.28宜野湾の会場は人人人でぎっしりと埋まり、この安倍政権の「主権回復を祝う」など「がってんならん!(もってのほか、納得できん)」と、この屈辱を怒り、改めて抑圧された沖縄の歴史を確認した。