傍聴席にて

先日は裁判の傍聴に誘われて行ってきた。
高層ビル工事仮差し止めの訴訟の裁判初日だった。
今回の裁判官は言葉をはっきりと聞こえるように話せる人だったので、まずはほっとした。
珍しく市役所の職員(生活のためにお上の言う通りに働かざるを得ないのだろうけれど)も傍聴していて、そこに知念代表がおもろまちに問題を起こさせた那覇市行政のこれまでのいきさつを実にわかりやすく説明して下さった。
この一連の事実を突きつけられて、市行政や大企業は何の言い訳が出来るんだろうと不思議な気持ちになるけれど・・。
裁判では那覇市地域再生協議会で行われてきたような不毛な会議とは違うはずだと祈りたい。
なにせ、都合の悪い議題は「そぐわない」の一言で切り捨ててきた那覇市の協議会には、出席者の手当ても無駄な出費として、訴えたい思いである。
今回も「おもろまち住環境を考える会」には誠実なお人柄の弁護士さんが3名も応援して下さるのが頼もしくありがたい。
人の一生を左右する問題の仲介としての裁判所は神聖に見える。
けれど、日本がどれほどの先進国であるかは裁判所の下す結果にこそ現れる。