注意欠陥多動性障害(ADHD)

これは程度の差こそあれ、案外身近に感じる。
何より、私自身がどうもこの傾向にあることに心あたる。
子どもの頃、じーっと机に座ることが苦手で、「飽きっぽい」と通知表に記されていた事が忘れられない。
ADHDであることをカミングアウトした黒柳徹子さんほどではないけど。
小学生の頃、人との関係性もうまく行かず、グループワークが必要な壁画制作からはずされたことがショックだったことを覚えている。でも、面倒だからそのほうがいいと理解もしていた。
昨夜の定例学習会では、学習障害(LD)、又、広汎性発達障害自閉症アスペルガー症候群)のことも学習して・・。
これまた最近旅行中にしっかりその人を間近に体験をしたもんだった。
初めは変わった人だ、と、理解に苦しんでそっぽを向いていたけど、あれあれ・・これはアスペルガーと言うのでは?と考えた頃から、自分の中にしっかりその人と対応が出来た。
言葉足らずのコミュニケーションをこちら側が読み取ることでうまく行く。
息子さんの方は自ら、「日本の会社ではうまくやっていけない」と外国で働いていた。納得。
そのために外国語はぺらぺらだから感心してしまう。
まだ、これら学習障害と言われる気質?が一般に認知されていない単一人種の日本では「空気が読めない」の一言ではじき出されていたことだろう。
こういう気質?の人は周囲に理解者が居ることで無限に能力を発揮することがわかっている。
(たとえば、テレビで活躍中の魚に関する物知りですごーい!と言われるさかなちゃん)
一つのことへのこだわりが強く、その集中力で偉大な学者にも多い。アインシュタインエジソン
ただ、子どもは叱られて育てられることが多いだろうから、自尊心の欠如が問題になる。
大人も社会への適応で、困っている人は多いけど、ただただ周囲に理解者を増やしていくことである。
ではせめて当人はどうするかーと考えるに、
目の前のみを狭く捉えるのではなく、少し視野を広げて人への関心を持つ。
直感に任せて話に割り込まない、じっくり聞く。
つまるところ、人は五分五分なんだわ。