沖縄は静か・・

県知事選挙の投票最終日は早4日後だというのに、この盛り上がりのなさは不気味でさえある。
もちろん各陣営は盛んに連呼している・・、なのに道行く人たちは無関心に見える。日本人特有の、シャイなのかもわからないけど。
今回の知事選の内訳は、自公民対少数野党の支持で戦っている。
民主党はともかく、浮動票の行方次第だ。
一般的には「基地を県外に」と「沖縄に基地は作らせない」の対決だから争点がぼやけて盛り上がらないと言われている。
でも、現職候補者の県外へ・・なんて口先で言っても、本音は誰もが感じていることではないのかな。
それに関して、琉大の島袋純教授が、「たいした違いなのだ」と新聞紙上で訴えていると言う、県民もちゃんと考えてくれれば良いなー。
最近親戚の集まりで話をすれば、候補者の主張など全く耳に入っていない、ただただ、「保守を守らなければー」と訳のわからない感情丸出しである。
この頑固な県民を動かすことの大変さをつくづく感じるけれど、
そんな中、いても立っても居れず、伊波氏の応援で行動を起こし始めた勝手連的な女性たや若者のエネルギュシュな姿を見ると感動的である。
高齢の女性が「幟(のぼり)旗はないか、掲げてお願いして周る」んだとか、
街角では、若者たちがシールアンケートをやって、県民の願いを聞き、候補者の主張を解説している・・、私もちょっと立ち止まって協力したよ。
そう言えば、手作りの五星ジャーも今回登場しているなー。
ほんとにみんな必死に手作りで工夫している。
昔、多額のお金(官房機密費)を使って、今は亡き歌手の川島英五を呼んで若者向けにコンサートをやっていた自公公認の候補者はやっぱり勝利した、あの時も沖縄県民をほんとに情けなく思った。
こんなことと同時に、あのデビィ夫人が菅政権を嘆き、小沢一郎氏の再登場を訴えている。
いつもながらの歯に衣着せぬ物の言いようで、こと小沢氏を擁護するのであるから、実に爽快な文である。
日本国民の多数はマスゴミに暗示をかけられ、選択を誤ったと思うけれど、この回り道も又いいのだとか。
でも!今回の県知事選挙で仲井間氏を選択したら、もう沖縄は基地やカジノの弊害に見舞われて末永く救われることはなかろう。
基地建設のための自然破壊が一旦始まればもう、取り返しは付かないのだ。