感性がありそして感動


「パリ・ミュゼットスペシャル〜2大アコーディオニスト夢の競演〜」が昨夜桜坂劇場であった。
桜坂は近いのでいいものがあればいつでも行きたいと思っているところである。
シャンソンアコーディオンはぴったりの相性で、パリの情緒をかもし出す。
さらに若々しい軽快なリズムのピアノ(グレゴリー・ヴー)が加わって深みが増す。
長身のグレゴリー・ヴィーは歌も歌うけど、これまたすばらしい。
中心は老練の男性三人でアコーディオン(ラウル・バルボサ、ダニエル・コラン)とギター(ドミニック・クラヴィク)で聴かせてくれる。
「枯葉」が鳥肌が立つほどにすごい!!
それに加えて、ボーカルの女性(クレール・エルジェ−ル)は若い張りのある声が、心地よく心をゆする。
「オー、シャンゼリゼー〜〜」と会場からも声を出して楽しんだ。
黒ずくめのロングなシャツとパンツだけど、カジュアルでちょっと太目の女性なので、親近感がわくのも、シャンソンらしい。

実は昨年も聞いたコンサートなのに、今回又フレッシュな気持ちになるし、来年もこの場で聞きたいなーと思う。
優れたコンサートはそんなもんなのだろう。

それに加えて昨夜は「感動」について考えた(^_^;)。
今回、私より一回り以上も年上の女性をお誘いしたのだけれど、彼女は日頃からコンサートが好きな様子だった。
コンサートだけでなく、絵やドラマ、何たって美男の映画俳優にうっとりしている感じは印象的だ。
いつまでも日々感動をしている姿を見ると、わが身を反省させられる。
年を取ると共に、身体の衰えはひしひしと自覚していたけど、心の感性の衰えは忘れていたなー。
感動は前向きだし、周囲を明るくするし、生活の潤いだよなー。