エジプト情報はfifiのブログで

エジプトの市民は独裁政権への異議申し立てデモで長いことがんばっている。
30年もの間、悔しい思いを抱いてぎりぎりの生活を強いられてきた人たちだ。
昨夜、「阿修羅♪」で貴重なエジプト情報を得た。hihiのブログだった。
フィフィと言えばとってもおしゃべりで、おかしなエジプト人と言うキャラのテレビタレントである。
でも、言うことは説得力があった。そのはず、日本在住の母親は国際政治学の博士号を持っていて、このデモの発生ですぐさま「、自分の目でこの歴史的政変に立ち会うのだー」と言って、エジプトへ向かったそうな。
イスラムの穏健な人たちによる互助会「ムスリム同胞団」は病院や孤児院を作ったり、国民のために組織されたものであると。
この「ムスリム同胞団」をNHKニュースではイスラム原理主義派だと決め付け、過激なイスラム教だと信じ込ませようとしている。ここでもNHKは変だ。
hihiのブログを読んで、そこに生まれ育った人の感じていたことが良くわかる。高慢で、土足で踏み込んでくるアメリカがいやなのである。
日本と全く同じではないの。
エジプトの金持ち、高官の世界はアメリカ人が支配し、地元エジプト人への差別感は日常茶飯事であると。
その形はムバラクをトップに組織されているんでは、国民はムバラクを落としたいのだろうけど・・、
ムバラクアメリカ・イスラエルの意向で動く人だから今はイスラエルが踏ん張っている所だと田中宇さんは言う。
こうして政変が飛び火し、親イスラエル国がなくなっていけば、イスラエルも消えるってほんとかな?

それに、エジプトは出生率の高い国で、若者の人口増加に見合った仕事はなく、食料も不足している現状が、国民の不満となっているんだとか。
以前、観光旅行で眺めた限りでも、都会は欧米と変わらない様子だったけど、一歩外に出れば、砂漠に覆われた厳しい国土であることは明確だった。
遠い砂漠の観光地アブシンベルへ行った時のこと、都会の学生たちがホテルのバイトを求めてやって来て、観光客と接してはチップをねだっていた。
一方、現地の若者は植木の手入れや掃除係で裏に静かに集っていて、私がカメラのシャッターを押していただいたお礼に若者にチップを上げようとしたら、長老がにこやかに「それはもらうな」と若者を制した。
地元では特有の人種差別を感じたけど、誇り高い人々なんだととても感動したものだった。
(ガイドさんもここの地元の人はとても穏健で誠実な人たちだと言っていた)
若者が物売りをしたり、お手洗いの入り口でチップをもらって頑張っている様子も、車の古さも途上国の意気込みを感じたものだった。
30才代のガイドさんも博識で語学にも優れて有能なのに・・たぶん、彼に見合った仕事は回って来てないなーと感じた。
やはり、リベラルで国際的な英雄エルバラダイムスリム同胞団が立派な野党として、アメリカ・イスラエルと対峙すること願いたい。
それと・・、これも宗教戦争なんだろうな。