田中宇(さかい)氏も言う。

世界中から膨大な量の情報を得て、公正に現状を分析する田中氏のブログには定評がある。そんな中、
「米国の覇権が崩れ、中国など新興諸国が台頭する流れが続いている。米覇権
の崩壊は加速していきそうだ。対米従属の国是は時代遅れの傾向を強めている。
日本の官僚機構は、傘下のマスコミがそうした現実を報じないようにすること
で、国民が国是転換の必要性に気づかないようにしているが、政界では、国是
を転換しようとする小沢らと、転換を阻止して現状維持をはかる官僚機構とそ
の言いなりの菅政権との政争が続いている。

 ドル(米連銀)が破綻していく場合、日本が対米従属を維持したままだと、
日銀が連銀と無理心中させられ、日本は巨額の損失を負う可能性が強い。対米
従属から転換するかどうかは、震災復興費用の総額よりも大きな価額を日本が
失うかどうかの話だ。震災復興や原発事故対応より、国是転換がどうなるかの
方が重要だ。」(田中氏の配信メールより)

全く。「災害時に政治家は何やってる」などと言う言葉で国民を目くらまししているマスコミに流されないようにしたいものである。
復興は長く時間がかかる大変な作業であるからこそ、本物の政治家が即急に必要なんだと思う。
政治はいついかなる時でも生活の根幹であるからして、こんな時だからこそ、情に流される国民は危ない。