人類にはまだ時期尚早

家人が原発に関してはこの言葉が一番合っているかもと言う。
そうかもしれない。
私がいつも思い浮かべる児童文学の「指輪物語」は「人がこの魔法の指輪を持つにはもっと智恵がつかなければ危険である」とした結論のファンタジーだった。
魔法の指輪を手に入れたビルボを追って、甥のフロドが指輪を消すために旅に出る。その指輪は悪魔に支配されるものだったから。
この長編小説でフロドは危険や困難を乗り越えながら、自分の可能性を発見していく旅をした。
私は、この指輪は人類にとっての「原子力」だな、と思った。
児童文学者トールキンは読者の子どもたちへ、核兵器原発は人類を危険に陥れると警告していたのだわ。
魔法の指輪は魅力的だけれど、その力を使いこなす智恵と力を人類は持ちえてないのだと。
なんだかんだと・・子どもたちに本を読んで欲しいーとせつに願っているのですが、今は「子どもに本をー」と言う活動はやっていないなー。