日本の和服地

夏場には麻地の着心地が抜群だけど、
やはり和服の絹地はえもいわれぬ肌触りである。
ちりめん、羽二重など様々に織った白地に染めの和服地はほんとにすばらしい。
この生地を着物として着るのが最高だけど、最近着る機会はほとんどなく、昨今はもっぱら旅行に紬(紡いだ絹)を着るのみである。
だから、古くてシミのある着物地の布をあれこれリフォームするのだけど。
下の画像は:先日、何十年も前に母の着ていた色留め袖の下前をシュールに仕立てた。
片面は喪服だったもので、いずれもとてもいい布である。
ところで、最近手が鈍って(疲れる)、あせってくると、少しでも上質の絹をリフォームしようと考えていて、ちょっとポリエステルが入っているのではないかなーと疑わしい布は思い切って処分をすることにしている。
しばらく手に取って掴んでいると判る。
ポリエステルは硬い。何より端っこの糸が硬い。
Kちゃんはよく「絹を触らせてー」と、やって来ては頬ずりしている。気持ちわかるわ(*^_^*)。
さて、ショールを出して広げたのは、知り合いがアジアのあちこち旅行しては、絹のショールを買ってくるのだそうで。
どこの国のがいいか品定めなどはじめた。でも日本の絹が抜けていた。
この、和服地の古布で作ったショールに勝るものを私はまだ出あった事がない(^_^;)、ので見せてあげると約束したもので・・。