映画「人生ここにあり」

桜坂劇場の12月のチケットも頂いてルンルン、この映画もみる計画を立てていた。
イタリアでは(1978年)精神病院が閉鎖されたことは聞いたことがあった。
イタリアでは「自由こそ治療」と言う考え方から、精神病の患者を地域に戻し、一般社会で暮らせるようにしたのだった。
映画は実話を元にコメディタッチで元患者たちの共同組合を描いて、感動的である。

精神科に入院すれば二度と社会生活は出来なくなると恐れていた時代があり、日本では今もそれに近いのではないかな。
少しでも精神的に病んでしまったら、社会に出て仕事することは困難になってくる
患者を薬漬けの病院から解放するのは冒険のようだけど、
そんな時、理解ある地域社会があれば、障碍年金だけに頼らずに生き生きと暮らせるだろうなーと思う。
この映画はイタリアでは一年以上に及ぶロングランなんだそうな。
当然、問題はあるだろうけど、今も現に障碍を持った人たちが経営するホテルや企業が社会の一端を担っていて、世界各地から専門家の訪問が相次いでいるんだそうな。
人権に対する意識が進んでるー。