映画「おじいさんと草原の小学校」

嬉しいお誘いを受けて、ケニアを舞台にした映画を見に行った。
この映画も実話を元に作られた。
イギリスの植民地時代、悲惨な生活と言うより、戦争、部族間争い、殺戮を強いられた現地の人々の記憶を思い起こしながらの映像は心が痛んだ。
いためられた国には教育こそが道を開くと言うモットーに、家族を殺され深い傷を持つ一人の老人が大統領から来た手紙を自ら読みたくて入学を希望した。
若い先生はその老人の勉強への意欲を尊重して、周囲の偏見から必死に守り抜く。
老人の記憶の断片を垣間見るたびに、アフリカの現実がいかに悲惨なものだったか
改めて涙した。
そしてそれは今も続いていることを忘れてはいけない。
つい最近もアムネスティから、ナイジェリアでシェル石油社の事故によって大量の油が流れ出し、住民の生活が犯されているにもかかわらず、事故の処理はほとんど手をつけようとはしない大国の傲慢さが報告されている。
早速、はがき作戦とわずかだけど寄付の協力で意思表示をした所である。