やっぱり、イッセー尾形はすごい

かなり昔、地下劇場ジャンジャンで初めてイッセーさんの一人芝居を見る機会があって、その面白さには感動したものだった。
それからイッセーさんはめきめき活躍しだして、外国でもっと成功して、沖縄に来る機会が少なくなっていたので、最近は観るのをあきらめていたけど。
昨夜は久しぶりの観劇だった。
今年還暦だと言うものの、いつもながらの、社会の新鮮な世相を切り取ったセリフで構成された寸劇は面白い!!
世間にゴマをすらない、本質を嫌味なく面白く描き出す一人芝居はグッと来て、常に大爆笑である。
それに、奇想天外な発想の構成も面白くて、唸ってしまう。
私は7話の中の、いつも登場するアラフォーの女性模様が面白い。
職場で若い後輩をあごで使いながら、どっか寂しさとひがみを正直に表して面白い。
いつも感心するのは、最後の音楽の世界。
尺八やギターの楽器を上手にこなし、曲もいいけど歌詞がいい。
昨夜は売れない若いミュージシャンが老人ホームで歌う場面。
有名作曲、作詞家が問題があってお蔵入りさせた曲のリサイクルだと言う設定だけれど、
「ボケボケ?音頭」など爆笑ですこぶる楽しかったー。
年を取っての物忘れも当たり前、それなら笑い飛ばしてしまえーって感じの楽しいショウを見せてもらって、私の老後も幸せな気分で暮らせそうになるから不思議。