ヤンキーと精神分析

最近、斉藤環精神科医の講演を聴く機会があったので、斉藤氏の著書「世界が土曜の夜の夢なら」も読んでみた。面白い。
多種多様な日本のヤンキー野郎を分析している。
良く知っている芸能関係者や、タレント、など一刀両断に非知性派として分析している。なるほど・・・と思う。
そんな中、北海道でヤンキーの踊りとされるソーラン踊りを楽しんだのだった)^o^(。
(余談、アイヌの歌と踊りの新しい歌から古い歌までたっぷり聞いて、ここは、アイヌの大地なのだと思い起こされた感じだった、素晴らしかった。)
さて、天皇陛下即位の記念式典で披露したのは、EXILEであり、過去には元XJAPANのYOSIKIであった。「なぜ天皇愛する人々はかくもヤンキーが好きなのか」
なにゆえに不良文化にルーツを持つであろうヤンキーの美学がかくも世間一般にまで広く浸透するに至ったか。
もう一度深読みしてみようー。
徹底的な現状肯定的であること、地元志向、つながり思考・・まさに保守的感性である。かっこよさを追いかける人々も。
そして、個人が社会を変えられるとは夢想だにしていない。
ここで相田みつをが登場することにも同感である。
斉藤氏は赤坂真理著の「東京プリズン」も薦めるので忙しくなったなー(^_^;)。