「100万回生きたねこ」が映画に

さのようこさんの書かれた絵本の内容は子供ももちろん楽しいだろうけど
その意味する所は、歳を取るほどに味わい深く理解できてくる。
「100万回生きたねこ」はペットとして生き、死んでも不本意な生き方であったから、ほんとに死ぬこともなく何回も生き返った。
しかし、ほんとの恋をして家族を愛して老齢で死んだれば、「もう決して生き返ることはありませんでした。」
と言う、まるで輪廻転生そのものである。
久しぶりに佐野洋子さんのエッセーを3,4冊ネットで買って読んでみた。
「ふつうがえらい」はスカッと爽快で佐野さんワールドを楽しめる。
母親との確執を「シズコさん」で。友達は「内当たりする(沖縄方言)内容で」面白かったーと言った、ぴったりの表現だわ(^_^)。
がんで亡くなられたんだけど、その時の気持ちを「死ぬ気まんまん」で。
そして追悼総特集「佐野洋子」は親交のあった人々の声が懐かしい。
息子さんや元夫谷川俊太郎氏など。
谷川さんは超忙しい人なのに、佐野さんの講演会にくっついてきて面白かったなー