あちこち・・の一日

那覇市の市議選で勝利した民主党議員のマオ君と県議会議員の若衆たちが衆議院選挙を前におもろまちにて激励会を開いた。
私は残念ながら参加できなかったけど。
おもろまちの住環境を考える会が、那覇市の行政の不透明さを追求す活動を余儀なくされて始まった住民運動とは言え、ますます学習を重ね、若い議員さんの協力も得て、住民の結束はますます強くなっている。
先回の「住環境を考える全国ネットワーク」の石井氏の講座に続き、
来週水曜日5日は東京都市大学環境情報科の青山貞一教授におもろまち水道局庁舎会議室にて、「市民の環境戦術」を講演をして頂くことになった。
すごい!、環境問題では日本で第一人者でしかも住民運動の強い見方として飛び回っておられる方である。

で、今夜は、写真家たちのシンポジュームに行っていた。
今日のテーマは沖縄の内なる精神文化を写真やフィールドワークで残した比嘉康雄の業績を没後10年を機に評価するものであった。
沖縄の・・と言えば久高島のイザイホーや宮古島に色濃く残る女性たちによる儀式である。
もう、時代と共に消え去りそうな、無用な儀式見えるけど、この古代を色濃く残す儀式にいったい何があるのか知りたくなった。
普遍的な哲学が・・と言うフレーズにも引かれた。
古代女性が取り仕切った祭りも、世界中で、ほとんどが男性に取って代わってしまった。
その中で女性の手による儀式が残る沖縄は貴重な生きた歴史だと言うことだろう。
ちょっと面白くなってきた。
でも、この分野には立ち入れない聖域とか、どうしても理解できない壁があるのでいつももやもやした感じがある。
今も沖縄の各地に残るノロと呼ばれる神ンチュはむしろ人心を惑わす忌まわしい人たちと見られることも多いし。
とかく人間は複雑怪奇。

でもでも、今日は写真家小橋川共男氏はこの精神性の延長として、泡瀬干潟の埋め立て地にがんばっている生き物を写し撮っておられると知ってほっとした。
今を生きる人々にとって、精神世界を育むのは神事や祭りより、この地球の、生き物も息づく大自然から得られるはずだと思うから。