「市民の環境戦術」講演会

昨夜はおもろまち住環境を考える会の講演会だった。
遠路東京より青山貞一教授をお迎えして、多くの情報を得ることが出来た。
何と!あの田中康夫長野県知事時代には副知事として仕事をしたそうなー、すごい。長野県民はそのすごさを気づいていたのだろうか、環境を守ることの結果はずーっと後にしか現れないものね。
青山先生は環境行政改革フォーラム代表幹事と言う肩書きからも推測されるように、自公政権で積もり積もった全国に5万とある(いえ、もっとすごい数だけど)環境トラブルにメスを入れておられる。
沖縄には今年五回も来ておられるけど、おもろまちオリックス不動産、大和ハウス超高層ビルの問題は、最近辺野古の集まりで偶然知ったそうで・・・。
でも、まるで以前からかかわって下さっていたかのようにこの問題にすばやく切り込み、事の重大さを訴えられた。
私らもわかってはいたことだけど、これらがいかに重大な問題なのか、あらためて確信した。
これは小泉・竹中構造改革規制緩和」を利用した「政、官、業+マスコミ、御用学者」による「利権の構図」そのものだ!と。
まちこわしであり、環境破壊そのもの。
市役所予定地として公有地であったおもろまちの土地が民間への払い下げを可能にしたのは
オリックスの宮脇社長が議長を務める会で決められたことだなんても、
世間に知れわたった「かんぽの宿」もしかり。

解決策として行政へ、司法へ、立法への市民参加を示された。
おもろまちの会は、市長選挙や、裁判、マスコミへの投稿、講演会、ビラ配りetc.皆さん賢く行動してきた・・。
今まで知念代表を先頭にこの会は手探りでやってきたとは言え、とても賢い行動をがんばってきたんだと、誇りに感じた。
先生は他の地域の事例も多く示しながら説明してくださって・・。
しかしこのような大手の企業を相手では住民の必死の努力でもってしても悔しいけど先は見えないのが通常のようだ。
沖縄の住民は日本一おとなしいとか・・、つまり民度が低いと。

しかし運動しただけの成果は残せている。
これからも粘り強くこの市民運動を広げていかなきゃ。

今夜は青山先生を慕う沖縄の自然環境を守る活動に携わる人々、真喜志孝一氏(世界的建築家500人に入る)や若手の市会議員さんたちが集ってくださって、この会のネットワークが一気に沖縄中に広がった。
高江、辺野古、泡瀬etc.に並ぶ那覇市市民運動の拠点になる。
頭脳、人柄共に秀でた知念代表のもと個性的な素敵なキャラの面々がわきを固めている・・さて、ゆっくりでも前進あるのみ。
私もついて行こう。