たまには・・

もう、読み物に単純反応して記すのはやめようと思っていたけど、(椅子に座るのもどうにかできる様になって)田中宇氏の沖縄続編が出されてつい日記に記してしまった。
【2009年11月15日】 田中角栄の追放後、官僚機構は「対米従属をやめようと思うと、角さんみたいに米国に潰されますよ」と言って自民党の政治家を恫喝した。この官僚による「虎の威を借る狐」の戦略を持続するためには、米国が強くて日本は弱い状況が必要で、そのために官僚は、沖縄に米軍が駐留し続けるよう、巨額の金を使って米軍を「買収」し続けた。外務省は「対米従属をやめたら米国が日本を潰す」という歪曲をマスコミに報じさせ、世論を操った。(田中氏の国際ニュース解説より)
自民党が官僚に手を焼いて、こりゃー、一度政権交代して民主党に官僚支配を打破してもらうほかないと言ううわさはよく耳にしたけど。

鳩山総理が「日米同盟重視」を繰り返すのは、対米従属の官僚傘下にあるマスコミからの攻撃を抑えるためで、のらりくらりの時間稼ぎにも意味があるようだ。
鳩山総理は最終的には日米安保体制も事実上破棄するつもりだ、とはアメリカ側からの情報にあるんだって。
米国の威を借りて日本を支配していた官僚機構の権力が失われることも結構。鳩山氏は日米安保条約も考え直す所存なんだとしたら最高じゃないの!みんなで、道を切り開く後押しをしようじゃないの。
小沢氏が(悪口を言われながらも)財務省人脈を重用するのは、官僚機構の資金関係の権限を財務省に集中させ、小沢自身が財務省上層部を握ることで、小沢がかねてからやりたかったことをやるための布石だろうーって、ヘェー。

 小沢氏はいったい何をしたいのか。
田中宇氏が言うには、恩師だった田中角栄氏を殺した対米従属戦略の官僚支配に対する仇討ちであり、官僚機構からの権力剥奪であると。
個人的な恨みもあるだろうけど、それよりも、日本を官僚主導から政治主導に戻そうとしているのだと考えられると。
政治家は選挙で選ばれるので、官僚支配を破壊して日本を政治主導に戻すことは、日本の民主主義を取り戻すことでもあると。
最近の田中さかい氏の言葉には、素直に信じていっそ夢を見させてもらおうっと言う気になる(^_^;)。

と喜んでいたら。
週刊金曜日775号に、先の県民大会について佐藤優が書いている!

佐藤は日本の安全保障の基幹を日米安保条約に置くべきと考えている。・・ネオコン佐藤ととしては納得だけど、続けて、
「翁長氏いわく『私は保守系政治家だが、保守革新の枠を飛び越え踏み出した。・・』
保守とは地域に対する愛着から生まれる政治理念だ。(翁長氏の行動は)本物の保守政治家の姿勢である。翁長氏の行動を『次の知事選をにらんだ作戦だ』と言うような人は心が曇っているのだと思う・・翁長氏はリスクを負ってでも・・・」だって!
ちょっと問題発言だわ。
佐藤優週刊金曜日上で過去にも慰安婦のことなどしょっちゅう物議をかもし出しているけど、ただ目立ちたいだけかも。
佐藤優は刑務所で「おもろそうし」を読み解いてすっかり沖縄に自己のルーツを見出したようだけどー(~_~;)。人は、ま、複雑だから。