記録D

「ワル」について
全国少年犯罪の低年齢化が進んでいると報道されているけれど、沖縄でも相次いで少年の悲惨な暴力犯罪が報道されている。
沖縄は特に低い年齢から非行慣れして、鑑別所の入所による更正はよいとされる。家庭環境(決して母子家庭が原因ではなく、子育ての意識の欠如した親や、大人の不和が子供の心を痛めているし、暴力は必ず連鎖している)が強く影響するわけだけど、むしろ鑑別所に入所することによって、内心切りたいと思うグループから離れて、海面が水を吸うように学力を取り戻す子供たちや、各種の免許を取って自信を得て社会に出て行くケースが多いと聞くと、うれしくなる。
劣等感が反社会的行動でしかも目立つ行動を起こしやすいのは当然だろう。
沖縄の成人式の荒れようは全国で有名になったけど、新成人が中学を単位に集まるのは高校へ進学せず、もしくは高校中退をした若者グループの社会での生き難さの鬱憤晴らしと思われる。
・・・非行少年は悩むことが出来ない?悩まない?・・悩める能力が重要なんだって。そして自分の非行を客観的に見る目がなければー。
人は育てられたように育てるにしても、信頼できる大人との出会いで変わることが出来るーと言う言葉に救われる。
少年鑑別所の先生にして自分の劣等感を武器に非行少年に接しているとのこ、納得。
最後に、気持ちや欲求が尊重される経験をしながら自分の存在への肯定感を育てていくことが治療、教育の基本と。
さて、一つ印象に残った言葉、人の印象はその9割が視覚で決まると言う。
そう言えば、何の取り得も頭もない私も、先の一言褒め言葉のゲームで「その笑顔にほっとさせられる」と言われたんだった。
まずは相手に敵意を持っていませんからね、と言う意思表示は笑顔が一番簡単だと思っている。
その代わり不服な人には冷たい目を向けてしまうと言う単純さ(~_~;)。
ポーカーフェイスにあこがれるー(^_^;)。
印象深いのは作家の目取真俊さん。ブログを読むとスカーッとするので、講演会などに出かけていくけど、いつも敵意に満ち満ちた顔をしておられる、顔を見なきゃ良かった・・といつも思ってしまう(~_~)。