おもろまちに最強のすけっぴとが・・

おもろまち住環境を考える会」の問題は全国的に見ても、実に住民無視のグレーの部分の多い事業とみなされた。
だから今回、全国ネットワークの住環境を考える会の有力弁護士、建築士の方々が名前を連ねておもろまちの問題に取り組むことになった。
鞆の浦で環境破壊を守った弁護士さんはじめ、多くの方々の知恵を貸していただけることになりそうだ。
(広島の鞆の浦福山市の市民が環境破壊反対の市長を選出したことも天晴れだった。しかし那覇市民は超高層ビル建設にまつわる多くの問題に鈍感なため、大企業と結託した翁長市長に対して、異議を唱える周辺住民のみの戦いだったので一層辛かった。)

手始めに今日は、数少ない貴重な建築阻止の建築士さんが名古屋から、福岡からは守る会の代表と弁護士さんが沖縄にお見えになった。
新聞社の記者会見では記者(タイムス・新報)の関心の高さにほっとした。
そして、沖縄の弁護士さんと高層ビル建築の阻止に向けて、裁判の打ち合わせが始まった。
おもろまちの問題も3年目を向かえ、商業ビル側の工事は進み、周辺住民はくたびれかけていたところだったので、希望の光が射した感じだった。
多くの頼もしいお話を聞き、知恵を学び、これから先もたゆまぬ活動を肝に銘じたものだった。
決してあせらず急がず、前進を続ける中に、この高層ビル建設のほころびが見つかるかもしれないと。
活動をし続けなければ何に変わらないので、ともかく全国の協力を力に歩む。
私は那覇の住民として周辺住民の超高層ビル反対運動に強い関心を持って、出来るだけの応援をしたいと思っている。
私なりの市民像、生き方がこれなのである。
この市民運動、なかなか広がりにくいのが悔しいけど、これからこの運動がどう開けるのか期待を持って見守りたい。

午後の工事現場に警察官の姿があるなーと思いきや、けたたましいサイレンを鳴らして、自衛隊が駆けつけた。
ここは先の大戦で激戦地だったので爆発物が多く埋まっているのである。
今日はビール瓶ほどの塊が運び出されただけなのでほっとしたけど、沖縄の土の掘り起こしは命がけなんだわ。