天空率

テレビの話題で、建築物に関して、人に精神的影響の大きい天空率を耳にした。
上を見上げればどれほど空を見渡せるか、である。
お隣さんの景色の邪魔をするにも限度がある。野放しで好いわけはない。
ドバイで経済破綻と共に168階高さ828メートルの世界一高いビルが建ったことがニュースになっている。
高層ビルは財力・権力の象徴として、建築技術の進化と共に世界各地で建てられている。
アジアは土地の狭さ、人口の多さに加えて、成り上りの権力をことさら誇示する人種のようで、高い所から下を眺め暮らすことにあこがれるようだ。
最近は哲学・美学のヨーロッパだと思っていた所にも高層ビルを競う気運があると言うから悔しい。
なぜなら、周りの天空権を犯さないとしてもこの超高層の建物はとってもエネルギー必要とするからである。
地球温暖化にも逆行ではないだろうか。