久しぶりに桜坂へ

韓国映画母なる証明」を見たかった。
後で読んだ映画の小冊子には、母親役のキム・ヘジャは「私を極限まで押し出して」とポン監督に頼んだそうな。なるほど!その熱演はすごい。
物語の展開は常に想像を超え、心地よい裏切りに会い・・、全くその通りである。
(でも、これから見ようと言う人はこれから先は読まないほうがいいです。)
母は常に、純過ぎる子供(青年)から目が離せない。
少女殺人事件の犯人とされて検挙されるけれど、わが子の無実を信じて一人犯人探しに奔走する。
わが子の犯行現場に居たと言う老人をやっと探し出して、事実を聞き出す。
真実とは・・やっぱり書けない(^_^;)・・。
こんなすごいストーリーは映画を見なきゃね。
いやなことを忘れるツボに針を刺して・・、これから先も生き抜かなければならない母である。
かつて目取真俊作の「風音」と言う映画がそうだった。
離島まで追っかけてきた暴力亭主を殺してしまった女性。
死体は土に埋めて何事もなかったように終わった。
人は罪を告ぐわなくても心穏やかに生きれるものかわからないけど
不思議な気持ちにさせる結末の映画は面白い。