蚕は何千年もかけて改良を重ねて、今の、絹をたくさん作る大きなお蚕さんになったんだとか。
最近は絹を扱っていると・・ストレスも和らぐ。
まさに至福の時で、この手触りと艶のすばらしい絹に行き着いたことはなんともあり難い。
先日、お茶していた時も、ももさんの亡くなった叔母さんの着物の整理の具合を聞いて、ため息だった。
業者は一枚300円で引き取ったんだって。
もう着物を着る人もいなくなった現代ではリサイクルの需要もないものねー。
自分の買った和服にはさみを入れることが出来ないとは良く聞く事だけど、私も、どんな安物でも解くことはしない。
一つ、昔、和服の仕事をしている大先輩からいいものだと勧められて作った和服がじゃまだけど壊せない。
着てみてもわかったけど、全く紛(まが)い物だった(裏地は上等だけど、今思えば安かった(~_~;))。
この先輩の眼力と言うか、プロとしての見識に失望した。
絹は絹でも、着道楽の人が手放したう〜んと高価な品物に出会うと、絹の無限の力にどんどん魅了されて、たまらない(^_^)。