戦後は終わっていない

日本軍がアメリカに仕掛けた戦争に負けて、65年経っても日本はアメリカの奴隷のごとく扱われていると感じる。
アメリカが韓国やフィリピンから基地を引き上げたことの違いは、日本が敗戦国であると言う点だろうか。
日本は、日米同盟という名のイジメを受けているように思える。
それを甘んじて従うマスコミ官僚も情けないけど、大多数の日本国民の無関心が日本の民主主義を腐らせる。
そして、今回沖縄は日本の奴隷とみなされていることがはっきりした。
鳩山氏がこれを覆そうと、民主主義を貫こうとがんばったことは認めたい。
いかんせん、日本国民は非協力的、アメリカは怖い(田中角栄氏のような末期になりたくないだろうし)、取り巻きは自民党時代と変わらない古い価値観の持ち主たち・・、これじゃ無理でしたねー。
しかし、沖縄県民は頑張らなければならない。「鳩山氏と一緒に」と言う文言は崩れるだろうけど。
だって、反対運動をしている人は一部の決まった人たちなんて言うことは許されない。
ただ、敵はアメリカであり、アメリカ追随の利権にからむ官僚マスコミだと言うことです。
鳩山氏は段階的な基地負担の解消を言うけれど、沖縄の自然を壊してからでは遅いのだ。
沖縄は鳩山氏にどんなにお願いされても、沖縄にこれ以上基地建設はさせない。その戦いをやめることはないだろう。
むしろ、鳩山氏はアメリカに、もっともっとお願いして下さいよ!
今夜、福島瑞穂さんも罷免され社民党も不幸な成り行きになったのだけれど、スタンスがぶれなかったことでは国民の評価は高くてもいいはず。
この沖縄の民意に真っ向から対立する事態に、まずアメリカ政府が鈍感で、ふてぶてしいのが悔しい。
もっとも、外交問題評議会のシーラ・スミス女史のように「辺野古は無理」と言う認識を示すアメリカ人もいるはずだろうけど。
日本国民がもっとアメリカに矛先を向け、アメリカの日本に要求する(たとえば薬付けの農産物の輸入強制などなど)傲慢さ、仕打ちを良く知ることが必要で、マスコミ界に真実を書く人間が出て欲しい。
今夜も沖縄では、緊急の集会が県庁前と名護市庁舎前で行われた。
稲嶺進名護市長の言う「今日沖縄は屈辱の日を迎えた。今日から戦いを始めよう」を確認した。
緊急集会にて、稲嶺市長の原稿のない文言には固い意志が現れてみんな気を強くした。
日米安保がネックであることが日に日に声に現れていることにも注目したい。
日本人は意思表示は苦手な方だけど、ここは苦手意識を突破し、行動力で意志を示さなければならない。
私も風邪でなければ出かけたかった。