敗戦記念日が近づいて

千葉法務大臣の死刑執行(二名)にはショックだった。
死刑制度反対議員のメンバーなので、今度こそ世界の流れに沿った日本の制度が整えられると期待していたのに・・。
これについては池田香代子ブログがもっともお勧め。
しかし、政界のことだ、千葉法相の思いどうりに行かないことも多々あるのだろう。
執行は千葉さんの思いではなく、民主政権の思いだろうし、死刑執行は踏み絵もしくは射し違いの事柄とからんでいるのではなかろうか・・など、疑念が浮かぶ。
それにしても、ここにも情けない民主党の一面を見させられた。

昨夜はNHKテレビで「日本で一番長い夏」を見た。司会役は宮本信子伊丹十三の息子、池内万作
役者ではなく、多くの知名人を登用しての太平洋戦争の回顧録劇は面白かった。
軍一色の時代の中にも、全うな考えをしていた人はいたと言うことがよーくわかったけど、少数意見は全く受け入れられなくて、なんとも悲惨な状況を招いてしまっていた。
中でも、忘れられない言葉は、鳥越俊太郎氏が感想として述べていたこと、「世の中は、正しい少数意見ではなく、マスコミとそれに洗脳された一般市民の思いで動いていることがよくわかった・・」
全くそうだと思う。
市民がどんなに平和を願っていても、その市民の足は戦争への入り口へ向かっているのが見える。
現在の日本のマスコミにも理性的な正義感と独立心と科学的な目を求めることは不可能なんだろうか。
一般市民はマスコミに左右されるわけで・・。

最近、アメリカのアフガン戦争の密約がインターネットで暴露されていると。
大手マスコミがさらに公にしてくれることが必要なんだと。
裏の情報がどんどん表に出て、「みんなが知る」ことで世界に希望が見えてくるはずなんだけれど。