若者になぜHIV感染が拡がっているのか

こんなタイトルのシンポジュームがあると言うので
ボランテイア仲間を誘って聞きに行った。
今回のシンポジュームは、主に学校教師を対象にしていると言うのがなるほどーと感心した。
タイトルは「ゲイ男性の生育歴やHIV予防行動を阻害する要因について」
シンポジストは宝塚大学の日高康晴准教授。
最近は、積極的に外部に情報を提供して社会環境を改善していこうと言うエネルギッシュな若い先生たちが増えたような気がする。
初めに琉球大学付属病院の健山正男医師は沖縄の現況を語ってくれた。
患者数で言えば、東京首都圏、大阪近畿圏、福岡、そして沖縄は全国5指に入る感染拡大の続く地域だそうな。
経路は男性同性愛者(ゲイ男性)が90%。ちなみに同性愛者は男性の3−4%をしめていると。
つまりマイノリティーとして社会で生きるわけで、このゲイ男性の学童期、思春期はいかなる人間環境で過ごすかに問題がある。
まずイジメが予想される。
手記によると、教師からのイジメも多い。だからまず児童の心理面、社会問題としてのエイズには教師の学習・理解がとっても必要なんだわ。
イジメは自尊心の低下を招き、自暴自棄、孤独がやがてエイズの感染拡大を助長していることがわかる。
ゲイ男性は自殺未遂も男性の6倍である。
タバコの値上げで現在話題になっているニコチン依存症といい、メンタルヘルスの問題が横たわる。
まず、自分の心の柔軟度を調べて、偏見、食わず嫌いを点検だわ。