那覇市地域再生協議会ウオッチング

おもろまち超高層ビル建設に伴う環境影響などをオリックス大和ハウスと市行政と話し合いたいとして申し入れて始まった協議会である。
長ーく待たされてやっと立ち上がった会は、那覇市長によって仕組まれた、巧妙で民主的とは程遠い議事の進行であった。
前もって意味のない議題が決められ、おもろまちの問題を提案してもその議題は「なじまない」の一言で、いや議長と行政は何百回「なじまない」を唱えたことか!。
大の大人が、いい年をした男たち、自治会会長の女性一人、市長に選ばれたこの12人が、何の意味もない那覇市地域再生協議会と言う会議をし、いったいいくらのバイト料か知らないけど、税金の無駄使いもいいとこだ。
いえ市長に踊らされていることに気がついているんだかいないんだか。
市長に飼われている忠犬ハチ公と言ったほうがいい御仁たちは見るも哀れ。
中に、あまりもの会議の無意味さにいや気がさしたのか、途中からいなくなったメンバーはいるけど、2年間もこの会に出席したメンバーは正気の沙汰ではない。
大企業の大和ハウスの社員も又、哀れな企業戦士である、この茶番劇に参加を強制されて、自分の会社を恥ずかしく思ったであろう。
いやそれでは社員として失格か・・、「よし!こんな那覇市相手じゃ、わが社の思いのままだ」とほくそ笑んだか。
このみえみえのメンバーを相手に一人孤立無援の中、最後まで筋を通して訴えた知念さんの目にも最終回には涙が光っていた。
真から紳士である知念さんにここまで戦わせるなんて・・。
本質に迫ると手に負えないと思うのか、すぐに「なじまない」の一言で聞く耳を持たない市の行政側。
元地主で、「市役所建設のために」と言われて、土地を提供した周辺住民の誠実な人たちの無念さはいかばかりか。
おまけに32階建ての超高層マンションが二棟も家の前に立ちはだかるわけで・・。
大企業にのみいい顔をし、市民を小ばかにする市長、行政。
つまるところ、那覇市民の首長を選ぶ目は曇っている。
いや情報が届かず知らないのかもしれないけど。
記者も取材しても、何か裏事情があるのだろう口を閉ざされている。
だからマスコミは当てに出来ない。
でも、市民は自らアンテナを立てて、地元行政に関心を持たなくちゃー。
おもろまち一丁目の狭い界隈の問題ではなく、あちこちで市民が泣き寝入りを余儀なくされている現実があるんだから。