菅首相の植民地視察

池田加代子さんのブログで、フランス領のミクロネシアではミクロネシア人はもうすっかり自立の気持ちを無くし、ただただフランスの援助にすがり付いて生きているんだとか。
もちろん援助と引き換えに核実験はやられるし、島民にとって人権無視の施政があるわけで。
「それに比べ、沖縄人はまだちゃんと自立を求めて、人権を守るために、戦う姿勢があることに感服している」と言ったことが書かれていた。
そっかー、まだ大丈夫なのか。
でも「雨と無知」いやいや「飴と鞭」にすっかり染まり、飴につられて政党を選び、鞭には身を代わしたり・・それが出来ずに、詰まる所、沖縄の自殺率は高い。
そんなことを思いながら、昨日は菅総理の米軍基地甘受目的の沖縄訪問に文句を言いたくて県庁前に出かけて行った。
これらの意思表示はのぼり旗を見ても、ほとんどの人が何らかの組織のつながりで集まっているのだろう。
これら組織ががんばって、いつも沖縄を支えてきたんだなーと思う。
近くを無表情に通り過ぎる住民を見てると、
一般市民は何してる?何考えてる?といつも思う。
気軽にデモに参加したり、意思表示をすることに抵抗があるんだろうと思うけど、ごくごく一般の地元の人がぞろぞろと集まる光景を見てみたい。
と言うことで、辺野古浜ではこれからいったいどんな困難な阻止活動が待っているんだろうか。
そしていつも返還には悪条件をごり押しされる普天間が地元の人に平和的に活用される日はいつ来るのやら。
私はある記者に聞かれて、基地は県外などではなく「撤去」しかないのだ、と言った。
今回仲井真県知事が県外移設を言い張って頑張っている。
相手が自民党ではなく民主党だからだろう。
民主党がつぶれたら、仲井間知事もどう転ぶかわかったものではない。
沖縄の自衛隊強化を模索する菅政権。
全くー、沖縄は四面楚歌だ。
白バイがけたたましくやって来て緊張。やがて数台の黒い車が超スピードで県庁舎に入っていった。会談は30分ほど、その間「撤回せよ!」のシュプレヒコールはやまず。