とうとう三陸沖で大地震

2011年3月11日、今までに体験したことのない超大地震、大津波の被害はあまりにも無残である。
繰り返し放映される映像はまるで映画の中のシーンに見えてしまうほど非現実的で実感がわかない。
津波の異常な高さ、多くの車の流れ、船の木っ端微塵に波に飲まれる様、街ごと波に乗って移動する様、全く奇異なることで、人の体験にないことなのである。
神戸地震の1000倍の大きさだなんて言われても、到底考えきれない。
大自然の前には人類なんて何とか細い生き物なんだろう。
一昨年のボランテイアの大会には仙台から大勢の仲間が参加しておられた。
飛び切り素敵な女性たちの姿が忘れられないのだけれど、どうしておられることか・・。
そして、とうとう地震災害による原発事故が起こった。
福島原発はこんなにも関東エリアの電力を担っていたんだーと実感している(けれど、この計画停電に関しては原発の必要性をアピールするためのものだとか)。
実は台湾を旅行中、空港ビルなどは天窓がガラス張りで、ほとんど電気がついてなくて、曇りの日などは薄暗い。
やはり暗い、陰気とブーイングの人がいたけど。
でも、私は日頃から原発に走る電力業界に異議を感じていて、日本の電力消費に意識の低い日常生活を苦々しく感じていたから、この台湾の節電意識にはとっても好感がもてた。
こんな中、佐賀県知事は、関東にいる学生たちに帰郷を促している。
生活しているだけで電力を使うのだからこんな時は故郷に帰ってもらおうと言うわけである。
さすが若くて発想の豊かさで有名な知事だけあって、すばやい対応、行動力である。
それに、福島原発の爆発による放射能はいつ関東地方に流れ込むかわかったものじゃないんだから。
さて、家人の後輩は早々とボランテイアで出かけた。
家人も行って手伝いたいと言うけど、手伝う手立てがまだない。
未曾有の出来事である、これから長びくであろう復帰に向けて、日本国民は持久戦だろう。
それに、氷河が解け始めたら地球の地殻のバランスが崩れて、各地で大地震が起こるであろうと聞いたことがある。
今までの先進国の一部の人びとの贅沢のつけが、各地の弱者の命を襲うなんてくやしい。