桜坂市民大学講座・源氏物語

あまりにも有名な古典文学だけど、恋物語としてしかイメージがなかったので、ほとんど興味がわかなかった。
でももう一度ちょうど挑戦してみようと、琉大・大胡太郎教授の講座に参加している。
今までのイメージと一味違った授業は面白い。
源氏物語の骨格はまさに右大臣家左大臣家の政争で成り立っている。
今日は「須磨」の段。
光源氏は密会事件によって官位剥奪を受けていたけど、さらに重い流罪処分になる危険があった。だから自ら須磨(在原行平の悲劇の地)へ下ることにしたのである。
この事件でそれ程厳しい刑を受けるいわれはないのだけれど、光源氏一派を失脚させようとする継母の計略なのであった。
それは光源氏が朝廷への謀反を企てていると言う濡れ衣、「讒言(ざんげん)」つまり、他人を陥れるために事実無根のことを権力者に密告すると言うことが行なわれたのである。
在原行平菅原道真源高明(かげろう日記。作者は紫式部の叔母)etc.と講座の解説は広がりをみせる。
現代では小沢一郎氏が・・・。なんて考えてしまった。