東ブータンの旅その三


そうそう、一日中バスに揺られて移動するわけですが、途中わずかに村はあります。
でも、ドライブインなどは当然ありませんから、青空トイレです。
ブータンなどに来る観光客たちは度胸がすわっていますねー(^_^;)。
今回のお仲間も素敵な旅の達人たちでした。
昼食は、お弁当、もしくは野外バイキングで、眺めのいい山で、もしくは河原で輪になって。美味しかったなー。
いつも、西遊旅行社の添乗員・前川由香さんとブータンガイドのウゲン(3?才)さん、ドライバーのハッパさん(27才)、荷物車の自称ハンサムボーイ・パルダンさん(37才)いずれもお一人様がてきぱきとお世話して下さって、すべてがとてもスムーズです。
ハッパさん達はいつもお茶目で、私らを楽しませてくれます。
彼らは西ブータンの首都ティンプーから来ているので、帰りはインドのアッサム州に降りて、高速道路を真西に向かい、ティンプーへ向かって山を北上して帰るそうです。
丸二日かかるんだそうな。
でも、今東ブータンにも空港を建設中なので、やがて行き来も楽になり、秘境の地ではなくなり、様変わりもするんでしょうか。
人々の穏やかな顔が忘れられません。
さて、行く先々で、手織りの布を見せてもらって楽しんでいますが、最近は私めったに買いません。(年齢的に店じまいをはじめなくてはーと思っているのです)
安いのだけれどー、実用的でない布をもう増やしてはいけないと硬く自分に誓っていますので・・。
家の軒下で、孫のおんぶ紐を織っている女性などが多く、必要だから、又愛する家族のためだけに織っている姿はとてもいい光景でした(^^♪。
売り物の布は、もともとここにはなかったのでしょう。
でも観光客が欲しがるのでにわかにテーブルセンターやマフラーなど手ごろな小物を織り出したように思えました。
少しは記念にと思って、二枚継いで、半幅帯に仕立て直おすといいものが出来そうな綿の手織り布を買いました(タシガンの店にて、骨董品かな・・シミと穴も)。
人の手で織ったとは信じがたいほど緻密で美しいです。
赤と紺のとてもいい柄で、色も好きなので楽しみです。
グリーンと紫の織りの布はあまりにもきれいだったので部屋に掛けて眺めるのに・・(コマ村にて)。
素朴なローシルクの広い布も一枚買ったのですが、これはテーブル掛けとして使ってみようと思っています(ラディの工房にて)。
今はごわごわしているけど、洗えばしなやかになるのかなー。
現地ではじっくり鑑賞する気持ちにもなれなかったので今、しみじみと楽しんでいます。
ロウシルクにこだわらなくても、この手の込んだ織りがすばらしいんだと今とても感動しています。