徐葆光が見た琉球〜琉球と冊封〜

桜坂シネマで上映されているので見に行った、観客の多さに評判もいい映画なんだと感じた。
この映画はじょほうこうと言う人物を通して冊封のシステムを描いている。
大国清からも一目置かれた琉球王国の姿が現代の研究者によってスクリーンに描き出されている。
1719年、冊封副使として琉球にやって来た清の優秀な官僚、徐葆光は8ヶ月の琉球滞在後に多くの資料を書き残していた。
今この資料を中国で探し出してきた京都大学で学んでいるというナビゲーターの女性にも感服である。
この漢詩は、あの葛飾北斎の元にも届き、これを元にも「琉球八景」を描かせていた。
(琉球の山並みに雪が積もっていて変だけど~_~;)
それにしても、中国を中心として独特なゆるやかさで繋がった国と国が、互いに敬意を持って人
的交流を続けていたという、素晴らしい世界を垣間見た。
これこそ、現代人が見習うべき国際関係である。
先日見た韓国の「李藝」と言い、過去に学ぶべき成熟した外交姿勢は多々あるんだな。